決勝 2017William Hillワールドダーツチャンピオンシップ
マイケル・バンガーウェン 7-3 ギャリー・アンダーソン
年間王者対現チャンピオン、第1シード対第2シードという最高の舞台がこの決勝で見られました。ゲーム内容も素晴らしい物でした。
始めの2スローはお互いに譲り合いでしたが、そこからの切り替えが凄かったです。
お互い343残りから、MVGが121→100→122とフィニッシュ。いきなりの100+しかもインブルフィニッシュとは、盛り上がりましたね。
続くlegはギャリーが140→140→180→41と11ダーツ。
ほんと、この人達見てるとトリプルを入れるのが簡単に見えます。
180を出しても、その後が100→100としてしまうと、あっという間に追いつかれるというゲーム。
ちょっと別次元でした。
2人の差は、このゲームに限って言えば1投目の精度だったかと思います。
少しだけギャリーの方にミスが多かったかと思います。
140や180の数は、ほぼ互角なのに対して100+の数はMVGが10回多い。
この差は何処にあるのか。
私はリズムなのかな、と思いました。
1投目から3投目までのリズム、特にセットアップする為の腕を上げる動作がMVGは滑らかで正確。1投目の投げ方・入り方で、「あ、これは180だな」と思う時があるぐらい。
対するギャリーは、1投目を投げてからがリズムが正確なイメージ。特に2投目は外さない。
そんなイメージです。
あくまで素人目線ですけど。
MVGはトーナメントアベレージが107という驚異的なゲームをし続け、念願のワールドチャンピオンになりましたが、この勢いは簡単に止められないと思いました。
まだまだ早いですが、何連覇するやら。
フィル・テイラーの記録を打ち破るのは、MVGでしょう。このままいけば。
是非是非、みなさんも見てみてください。
MVGのゲームだと、語る事が減ってしまう私の悪いクセも直さなければ。
ではでは。