William Hillワールドダーツチャンピオンシップ 知野真澄選手の試合を見て。
知野真澄選手の試合で1ページになります。
批判も覚悟で、何偉そうに言ってんだ、と言われるのも覚悟での投稿します。
テンクー・シャー 2-1 知野真澄
ついに登場した知野真澄選手!!
期待しましたが、残念な結果に終わってしまいましたね。
このゲーム、どういう風に自分の中で消化したら良いのか、とても悩みました。
率直な感想を書きます。
勝てたゲームだと思います。
ただ、それはこのゲームに限ってという話であって、世界の舞台を相手にするには、差を感じるゲームだったかな。
削りも悪くなかったし、アレンジも気になる所は少なかったですが、ソフトダーツとスティールダーツの違いを見た気がします。
2set目の1st leg、60削った次のラウンド。60に2本入ってズームされ、その2本に弾かれるように5トリプルへ入った3本目。
実はこのゲーム、知野真澄選手は180がゼロでした。140は7回ですかね。
知野真澄選手のダーツを見ていて、点でコントロールしているように見えました。
それはもちろん凄い事なんですが、結果的に1投目と2投目に投げたダーツが上手く使えてないと思いました。
PDCの動画を見ていて、ダブルの外に1投目が外れた時、実況で「good mark」という言葉をよく耳にします。
外れた1投目に当てて入れる壁という事だと思うんですが、ソフトダーツにおいては邪魔でしかなく、結果的に点で狙うダーツになったんだと思います。
それは、上がり目のダブルだけでなく、トリプルでも同じだと思います。
全てのスコアを紙に書き込んでましたが、気になる事がありました。
知野真澄選手の3投目にトリプルに入れた回数が11回?対するテンク・シャー選手は18回。
7回も多くテンク・シャー選手はカバーしているんです。
では、逆に1投目にトリプルを入れた数を数えると、知野真澄選手は28回?テンク・シャー選手は19回。
これは20トリプル以外(1トリプルや5トリプル)も含めていますが、これは狙う力は知野真澄選手の方が上で、スティールダーツ特有の当てて入れるという技術を、テンク・シャー選手は知野真澄選手よりも上手かったという事なのではないかと思うんです。
アベレージ、ダブル率では計れない力の差というのは、こういった所でも見ることは出来るのかも知れない。
だから日本はダメだ、という事ではないです。
日本人だって、村松治樹選手のように、PDCツアーカード取得者も出ました。
これからだと思うんです、日本のスティールダーツは。
今でこそ、世界で日本人アスリートが活躍するようになりましたが、先駆者がいたんです。村松治樹選手が先駆者となり、日本のスティールダーツを盛り上げ、次世代ではきっと、天才と呼ばれる選手が出てくるのだと思っています。
サッカーの中田英寿、野球のイチロー、テニスの錦織圭、彼らも先駆者ではなく、後から続く選手達だった。
スティールダーツもそうである事を、期待しましょう!!
知野真澄選手!お疲れ様でした!
ではでは。