準決勝2017William Hillワールドダーツチャンピオンシップ
残すところ後3試合。
ギャリー・アンダーソン 6-3 ピーター・ライト
ギャリー・アンダーソンはチャンピオンシップになると更に強くなりますね。
このゲーム、1st legはなかなか苦しい展開からのスタートとなりました。
6本のダブルミスをしたピーター・ライトと5本のダブルミスをしたギャリー・アンダーソン。
ライトはダブルに苦しめられたゲームだったかと思います。
1st setは調子が上がらないライトに猛攻を仕掛けたギャリーが3leg連取でブレイク。
2set目も、後1本が決まらないライト。それを決め込むギャリーとゲームが分かれました。2legをライトも取りましたが、ここはギャリーが2setを連取。
127を60→17→25と外したライトに対して、60→17→50で決めたギャリー。ここがこのsetの決め手でしたね。
3set目は逆に、後1本が入らなかったギャリーをライトが攻めてlegを奪っていくと、4leg目では10ダーツを決めてsetを奪い返す。
ほぼ互角のゲームは6setが終わるまで続き、セットカウント3-3となってからゲームが動きました。
ここまでのゲームとは違い、ライトがギャリーについて行けなくなり、フィニッシュにチャレンジの要素が強くなったかなと思います。
もちろん上がり目が100を超えるフィニッシュをポンポン決められる訳もなく、ギャリーがここから10leg中9leg取るという猛攻、最後の8leg、3setを連取するというゲーム展開に繋がったと思います。
180を軸に、140もあるギャリーに対して、100+が増えていくライト。もちろんそれもとんでも無い事なんですが、ここはアリパリ準決勝。それでは勝てないんですね。
3連続優勝を目指すギャリーが決勝進出です。
マイケル・バンガーウェン 6-2 レイモンド・バーナベルト
1st setは気合の入ったバーニーが3leg連取でsetを奪いました。107.131.96フィニッシュという入りは素晴らしかったです。
続くsetもバーニーが良いゲームをしていたのですが、ここは流石メジャー総取りの年間1位。
猛追するバーニーを124.114などのフィニッシュで振り切りsetをもぎ取る。
バーニーも160フィニッシュなどで2-1にしたんですが、MVGの114アウトで流れを持っていかれましたね。あれが無ければ2set連取でしたでしょう。それを防ぐあたり、MVGの強さが見えたsetでした。
その後の2setは3-1でそれぞれが分け合いました。
ですが、ここからの4setをMVGがレッグカウント3-1で全てもぎ取りフィニッシュ。
結果6-2となりましたが、ここの差が今のPDC選手とMVGの差なのかと思いました。
もう、MVGだけ分けて良いと思います。
フィニッシュに向かうルートが明確で、ミスが少ない。
最後の90を18→36→36など、MVG独特のリズム、アレンジがあるなと思いました。
でも、アベレージ109ダブル率68%で負けるってキツイですね。
MVGは前年のリベンジを果たすと共に決勝進出。決勝は奇しくも年間王者対現チャンピオン。
最後もきっと好ゲーム。
ではでは。